慢性腎不全で障害厚生年金2級、年額約111万円、受給出来たケース

慢性腎不全で障害厚生年金2級、年額約111万円、受給出来たケース

相談者男性(40代)/退職され無職
傷病名慢性腎不全
決定した年金種類と等級障害厚生年金2級
請求の種類事後重症請求
年額約111万円

相談時の状況

病院のソーシャルワーカーさんからの紹介でお電話頂きました。当事務所は、地域の病院やソーシャルワーカーさんとの繋がりがあり、それぞれの分野のプロの方と協力してサポートさせていただいております。

もともと糖尿病の治療をしていたそうですが自己の判断で通院を中止してしまい、約10年なにも治療していなかったそうです。その結果、足の指が壊死してしまい切断したそうです。

その後の検査で腎臓の数値が悪く、透析をおこなうことになったとのことで、現在は週3回の透析をされていました。透析を終えた次の日は倦怠感で動けず、また次の日は透析日となるので、毎日その繰り返しで、障害年金の申請も思うように動けないためサポートをお願いしたいとのことでした。

申請までのサポート

病院は3つ変わっていましたが、それぞれ最近まで通院していたので、問題なく各書類を取得できると思っていました。初診日を証明するための書類の「受診状況等証明書」を取得すると、糖尿病や腎不全に関する病状は一切書かれておらず、初診日として認められる内容ではありませんでした。

そこでもう一度ご本人にお話を伺い、病歴を整理すると、かかっていた病院は同じ系列の病院で、病院とクリニックが隣り合っており、受診する科によって病院を受診する時と、隣のクリニックを受診する時があることが分かりました。最初に初診日証明書をお願いしたのは病院の方でしたが、糖尿の治療をおこなっていたのはクリニックの方であることが分かり、あらためてクリニックに書類を依頼しました。

このように書類の内容を見て、本人の病気と関係しているか判断できるのも専門家である社労士に頼むメリットであると思います。相談者様からも、一番初めに取得した病院の書類がダメだとは思いもしなかったので、そのまま提出していたよと言われていました。おそらくそのまま提出していたら、初診日とは認められず、返戻されていたと思います。

結果

障害厚生年金2級(年額約111万円)を受給する事ができました。

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