双極性感情障害で障害厚生年金2級、年額約116万円受給出来たケース
相談者 | 女性 (30代)/無職 |
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傷病名 | 双極性感情障害 |
決定した年金種類と等級 | 障害厚生年金2級 |
請求の種類 | 認定日請求 |
年額 | 116万円 |
相談時の状況
HPを見てお問合せ頂きました。無料面談にお越し頂きました。
さまざまな病気を抱えておられました。双極性感情障害の他に膠原病のシューグレン症候群やリウマチもありました。また性同一性障害もありました。
膠原病はまだ日常生活に支障があるレベルまでではありませんでした。
双極性感情障害の方が退職を余儀なくされた経緯などもあり、症状は重いようでした。不眠状態も継続的にあり、倦怠感がひどく、起き上がれないこともあるようでした。
性同一性障害に関しては、手術を受け、戸籍上の性別も変更し、半年に1回バイタルチェックのために通院しているとのことでした。他者からの偏見などのストレスは多少なりともあるが、特に気になってはいないとのことでした。
申請までのサポート
双極性感情障害に絞り、障害年金の申請を進める事にしました。
うつの症状はかなり前から発症されていましたが、生活していくために働かざるおえない状況だったため、仕事を転々とされていました。しかしうつ症状の抱えた状態では、どの仕事に就いても継続的に働くことは出来ませんでした。仕事ではミスも多く、また薬の副作用もひどかったと伺いました。
これらの状況を病歴申立書にまとめ、診断書を書いてもらいう際に役立ててもらうため、主治医の先生に診断書と一緒にお渡ししました。診断書には仕事をしていたが、実際には働けていない状況をしっかりと記載していただけました。また現在の状態では今後就労は困難であることも、予後に書いてもらうことが出来ました。
年金事務所に書類を提出し無事に受理され結果を待っていました。数週間経過したころ、年金事務所から追加書類の依頼書が届きました。診断書の④既存障害という欄に性同一性障害、⑤の既往障害という欄にパニック障害と記載されていたので、この2つの障害についての病歴申立書をそれぞれ提出するようにとのことでした。
このように審査の段階で、他の症状名が診断書に書かれていた場合、その因果関係等の確認が必要となる場合があり審査途中で書類が戻ってくることもあります。このような時、専門家である私たちであればすぐに適切な書類を作成する事ができます。
申請は完了していましたが、パニック障害と、性同一性障害の症状については詳しいお話を伺っていなかったので、再度お話を伺うために面談に来ていただきました。
それからすぐにそれぞれの病歴申立書を作成し、2日後には審査されている年金機構に郵送しました。提出が遅れると、その分審査もその期間は停止してしまいます。スピーディーに対応できるのも専門家にお願いするメリットです。
結果
障害厚生年金2級(年額約116万円)を受給する事が出来ました。追加書類も無事に認められました。