乳がん(肺に転移)で障害厚生年金2級、年額約120万円、受給出来たケース

乳がん(肺に転移)で障害厚生年金2級、年額約120万円、受給出来たケース

相談者女性(40代)/ 仕事は休職中
傷病名右乳がん、転移性肺腫瘍
決定した年金種類と等級障害厚生年金2級
請求の種類認定日請求(5年遡及)
年額約120万円

相談時の状況

ホームページをみて電話でお問合せいただきました。

乳がんが肺に転移し、ひどい咳が日常的にあるとのことでした。抗がん剤治療もおこなっていました。電話で話をされている時も、咳込むことが多く、とても苦しそうでした。お仕事は休職し、傷病手当金を受給していました。相談いただいた頃ちょうど傷病手当金が終了した時期で、障害年金に切り替えたいとのことでした。

乳がんと診断されてからは、約7年抗がん剤治療を意欲的にされ、経過も順調でした。本人も回復に向かっていると思っていた矢先に、がんの再発が認められ、肺に転移していました。この間もお仕事は継続されており、何度か転職もされ病気と付き合いながら仕事をされていました。病歴が長いので、ご本人のお話と、闘病生活を支えてきたご家族からもお話を伺って病歴を整理しました。

今回は乳がんと肺に転移したがんの2つの傷病で申請となりました。とくに肺に転移したがんの影響で咳がとてもひどく、話すことも食事をとることも難しいような状態でした。

現在の症状は乳がんはその他の診断書、肺への転移は呼吸器疾患の診断書を取得し2枚用意しました。認定日時点の障害状態は本人の記憶もあいまいで、診断書を取得しなければはっきりとした病状が分からない状態でした。

本人の希望もあり、認定日時点はダメでもいいので、取得したいとのことだったので、認定日請求することとなり、認定日は乳がんの診断書のみ、現在は乳がんと肺への転移の診断書2枚を提出しました。

結果

5年さかのぼっての認定日時点では障害状態は認められませんでしたが、現在の病状は認定され、障害厚生年金2級(年額約120万円)を受給する事ができました。

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