関節リウマチで障害厚生年金2級、年額約160万円、受給出来たケース
相談者 | 男性(60代)/自営業 |
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傷病名 | 関節リウマチ |
決定した年金種類と等級 | 障害厚生年金2級 |
請求の種類 | 事後重症請求 |
年額 | 約160万円 |
相談時の状況
ご自身で申請を進められていましたが、初診日の証明書がどうしても取れず、どうしたらいいのか困り、ご相談のお電話をいただきました。年金事務所には何度も相談はしたが、取れないのならば申請は難しいとしか言われなかったそうです。諦められずネットで検索すると社労士が専門家だという事が分かり問合せをいただきました。
申請までのサポート
まずは病歴をしっかりと整理していきました。
病院は一番初めの病院とその次にかかった病院の2つだけでした。ですが一番初めの病院は約30年前に受診したのでカルテが残っておらず、証明書を取得することができませんでした。2つ目の病院も一番初めに受診したのは約30年前でしたが、現在も度々受診していた事から、カルテはありました。病院でのカルテの保管義務は5年となっています。5年以上経過してしまうとカルテが破棄されてしまっている場合があるので、まずは電話で問合せてみるといいでしょう。
このように一番初めの病院で初診日証明書(受診状況等証明書)が取れない場合は、次にかかった病院で取ることになります。取れなかった一番初めの病院は、「受診証明書が添付できない申立書」という書類があるので、その書類を提出すればいいのです。
それから2つ目の現在もかかっている病院で初診日証明書(受診状況等証明書)を無事に取得することができました。初診日証明書が取れない場合は、しっかりと病歴を整理して、順番に病院に確認していくことが大切となってきます。
ご相談者様は関節リウマチと診断されてから約20年経過し、日常生活に支障がでる位の症状になって障害年金の認定の基準に該当するようになりました。ペットボトルの蓋が自力では開けられなくなり、階段の上り下りや歩行も困難になり、PCのキーボードも数分しか打つことができなくなりました。箸が使用できず、スプーンとフォークも上手く使用することができない状態でした。衣類もボタンやチャック、ひもがないものでないと着脱は難しく、日常生活はかなりの制限のある中、周りの助けを借りながら過ごしていました。
結果
障害厚生年金2級(年額約160万円)を受給する事ができました。