脳梗塞による失語症で障害共済年金3級、年額約130万円、受給出来たケース
相談者 | 男性(50代)/休職中で傷病手当受給中 |
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傷病名 | 失語症 |
決定した年金種類と等級 | 障害共済年金3級 |
請求の種類 | 事後重症請求 |
年額 | 約130万円 |
相談時の状況
奥様からメールでお問合せいただきました。脳梗塞で倒れ、身体の麻痺などは回復しましたが、書くことや話すことが困難で、理解力も低下していて失語症と診断されたそうです。現在は休職中で傷病手当金を受給しておられました。発話は単語レベル、理解は短文レベルで日常生活は困難な状態でした。ご本人とは意思疎通が難しいとの事で、奥様に事務所にお越し頂き、詳しい病状をお聞きしました。
申請までのサポート
訪問リハビリを受けており、週に1回言語聴覚士の指導を受けておられました。その時のリハビリの計画書などの内容から、短文、長文、単語、発音など程度が分かり、現状を知ることができました。また障害者手帳を取得しており、取得した時の診断書のコピーを奥様が保管していたため、ご本人とはお会いできませんでしたが病状を把握することができました。
会話は単語しか発せず、口腔顔面失行もあるため五十音も上手く言えない状態でした。日常生活は家族が言いたい事を推測して読み取ることで成り立っているとのことで、診断書にもその旨をしっかりと反映してもらえました。
また今回は共済年金だったため、申請先は年金事務所ではなく、直接共済組合に提出となります。共済年金の場合は、その組合によってそれぞれの申請方法があるため、ご自身で申請するには大変なケースもあります。そういった場合でも専門家である社労士でしたらスムーズに対応できますので、ぜひご相談下さい。
結果
障害共済年金3級(年額約130万円)を受給する事ができました。