統合失調症で障害基礎年金2級、年額約78万円受給出来たケース
| 相談者 | 女性 (２０代)／無職 |
|---|---|
| 傷病名 | 統合失調症 |
| 決定した年金種類と等級 | 障害基礎年金2級 |
| 請求の種類 | 認定日請求 |
| 年額 | 78万円 |
相談時の状況
ご家族様からお電話にてお問合せ頂きました。ご本人と一緒に無料面談にお越し頂きました。初診は中学生の頃でした。現在も通院を継続しており病気と向き合っておられました。もうすぐ20歳を迎えられるとの事で、障害年金は20歳から受け取れるという事をインターネットや通院先の病院から聞き、申請できるのであれば申請したいとのご相談でした。
お母様が発症した中学生の頃からのご本人の症状や、病気によるエピソードの日記をつけられていました。そのためとても詳しく病歴を知る事ができ、障害認定基準にも該当していることが分かりました。
申請までのサポート
今回のポイントはお母様の日記でした。とても詳しく悪化した時の様子や、日常生活での些細な出来事を記載してくれていました。特に学生時代の時の様子は、ご本人はなかなか覚えていません。覚えていてもうまくそれを表現することが、精神疾患の方は難しいことが多いのです。この日記をもとに、病歴申立書を作成しました。
また初診日が20歳より前でした。初診日が20歳より前の10代にある方は、障害認定日の取扱いが変わります。本来であれば、初診日から1年6ヶ月経った日が障害認定日となり、この障害認定日時点で障害状態にあるか否かを判断します。しかし初診日が20歳前にある方の場合は、20歳の誕生日か通常の初診日から1年6ヶ月経った障害認定日の日を比べて、遅い日にちの方が障害認定日となります。
<p>今回の場合は初診が14歳の時でした。通常の障害認定日で考えると、初診から1年6ヶ月経った日は15歳の年度でした。しかしこの場合はこの15歳の時が障害認定日とはなりません。20歳の誕生日と障害認定日を比べた時に遅い方が障害認定日とされるので、20歳の誕生日が障害認定日となり、申請が可能になるのです。20歳の誕生日に合わせて、書類を用意し、誕生日に合わせて書類を申請しました。
結果
障害基礎年金2級（年額約78万円）を受給する事が出来ました。