ALSで障害基礎年金1級、総額約100万円受給できたケース
相談者 | 女性 (40代)/ 無職 |
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傷病名 | ALS(筋委縮性側索硬化症) |
決定した年金種類と等級 | 障害基礎年金1級 |
請求の種類 | 認定日請求 |
総額 | 約100万円 |
相談時の状況
ご本人は病院に入院中のため、ご家族から問合せのメールを頂きました。
ALSは全身の筋肉が萎縮していく神経の病気です。進行が早く、ほとんどの方がALSと診断されてから1年後には障害年金に該当する状態となっています。
ご相談頂いた時もすでに人工呼吸器を装着しており、要介護判定5、身体障害者1級で完全介護の状態でした。
障害年金制度を知らず申請していなかった、申請したいがどう手続きしたら良いか分からないとの事で相談に来られました。
申請までのサポート
ご本人はすでに人工呼吸器を装着しており、話せる状態ではありませんでした。病気の進行状態や、その時のお気持ちをお聞きする事は出来ず、ご家族の記憶と診断書にある病歴を一つ一つ整理しました。
今回の相談者様の場合、ALSという病名が分かるまで1年半が経過し、さらに病院はセカンドオピニオンを含め5つも受診しておられました。家族も把握していない病院も受診しており、診断書に書かれた病院とその時の本人の状態や家族の支えの大切さを中心に病歴申立書に反映しました。
このように難病の方はたくさんの病院を受診しているケースが多く、その病歴の整理をする事が重要となります。
結果
障害基礎年金1級(年間支給額約98万円)を取得、認定日までの遡り分も支給され、総額約100万円を受給出来ました。
ALSは障害年金が受給できる傷病です。しかしながら、この障害年金制度自体の認知度が低いため、制度自体を知らずもらい忘れている方が多いのが残念でなりません。もっとたくさんの方に障害年金を知ってもらい、治療やリハビリの助けとなって欲しいと願います。