2型糖尿病と糖尿病網膜症で障害厚生年金2級、年額約150万円受給出来たケース
相談者 | 男性 (50代)/治療のため仕事は退職 |
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傷病名 | 2型糖尿病(両側PRP、PC施工後、腎性2期、神経障害あり),糖尿病網膜症 |
決定した年金種類と等級 | 障害厚生年金2級 |
請求の種類 | 事後重症請求 |
年額 | 約150万円 |
相談時の状況
お電話でお問合せ頂きました。 心筋梗塞より心臓に負担がある状態、糖尿病である事、また糖尿病による網膜症を発症しているとのことでした。
さまざまな病気を抱え、入院や手術は何度も行っていました。そして仕事は出来る状態ではなくなり、休職されていましたが復帰の目処が立たなかったため退職を余儀なくされたそうです。
心筋梗塞は心臓の1/3が壊死しており、日常生活には制限が見られました。
糖尿病はインスリン注射を1日3回打っており、厳しい食事制限、ヘモグロビン数値が9以上などありました。網膜症はレーザー治療を継続的に行うも一向に改善せず、視力の低下は著しく、左右の焦点が合わない状態でした。
外出が困難な状態であったため、ご自宅まで伺い、出張面談をさせていただきました。
申請までのサポート
まずはどの病気で申請するかを決めるため、詳しく症状をお聞きしました。 ご本人にとってはどれも日常生活に支障があるほど、苦しい病気であることは間違いありません。しかし、3つの病気をそれぞれ申請して、等級が上がるわけでも、確実に受給出来るというわけではありません。きちんと障害認定基準に達している病状でなければ、申請しても不支給となってしまいますので、費用と労力を使うだけになってしまいます。
お話を伺って、心筋梗塞は障害認定基準にかかるか、かからないかというところでした。 糖尿病は、糖尿病からなる網膜症のそれぞれが認定基準に達していたので、この2つで申請することにしました。
このようにきちんと認定基準に照らし合わせ、判断することができるのも専門家である社労士です。 病気を抱えた身体で、必要のない労力と費用を使わないよう、まずはご相談下さい。
結果
障害厚生年金2級、奥様の加算も含め(年額約150万円)を受給する事が出来ました。