うつ病で障害厚生年金3級、年額約62万円、傷病手当金1年半分約321万円、受給出来たケース

うつ病で障害厚生年金3級、年額約62万円、傷病手当金1年半分約321万円、受給出来たケース

相談者男性(60代)/無職
傷病名うつ病
決定した年金種類と等級障害厚生年金3級
請求の種類認定日請求
年額約62万円+傷病手当金約321万円

相談時の状況

お姉様より電話をいただきました。弟さんが仕事が出来る状態では無くなってしまったので障害年金がもらえたらとの相談でした。弟さんは外に出ることができないとの事で、お姉様に面談にお越し頂きました

 

お話を伺うと、仕事のストレスから病気を発症されていました。仕事も休職されて、復帰できずに退職を余儀なくされていました。弟さんは1人暮らしでしたが、日常生活はお姉様が全面的に支援している状態でした。毎日自宅に訪問し食事や掃除などの日常生活を支えていました。通院も一人で行くのは困難という事で、毎回付き添われていました。障害年金の申請は何から手を付けて良いのか分からないので、全部お任せしたいとのことでサポートする事になりました。

申請までのサポー

どうしてもご本人は家族以外の人とコミュニケーションを取ることができないとの事で、病歴や普段の日常生活の様子はお姉様から詳しく伺いました。精神疾患の方の場合は、ご本人とお話が出来ない事があります。その場合は日頃から支えているご家族からお話を伺い、申請を進めていくこともあります。

本人が家族以外の他者と話す事や外出自体怖くてできないという場合は、ご家族が本人から話を聞いて代わりに申請を進めていくこともできますので、まずは専門家に相談して欲しいと思います。

 

またお話を聞くと、休職(有給消化)したのち退職していたので、退職後の傷病手当金をもらえる条件が揃っていました。しかし受給していなかったので、障害年金と傷病手当金両方の手続きのサポートをする事になりました。

有給消化中は傷病手当金は支給停止になっていますが退職後に支給可能となります。それを知らずに在職中の傷病手当金を申請してくれない会社も多いと思います。

障害年金と傷病手当金は両方もらう事はできないので、注意が必要なのですが、今回の場合は時期が重なっていなかったため傷病手当金をもらう事をおススメしました。その方の色々な状況をみて、お役に立てる制度などを判断できるのは社労士の強みであると実感いたしました。

結果

障害厚生年金3級(年額約62万円)を受給する事ができました。
また傷病手当金1年半分321万円も一括受給できました。

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