抑うつ障害と知的障害で障害厚生年金2級、年額約130万円、受給出来たケース
相談者 | 女性(40代)/仕事は休職後、復帰できず退職 |
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傷病名 | 抑うつ障害/知的障害 |
決定した年金種類と等級 | 障害厚生年金2級 |
請求の種類 | 事後重症請求 |
年額 | 約130万円 |
相談時の状況
以前、当事務所でサポートをして受給できた相談者様からの紹介でお問合せいただきました。
お仕事をされている時に抑うつ病を発症し、休職、仕事復帰するために頑張っておられましたが退職を余儀なくされ、働ける状態では無いため障害年金を考えたそうです。
このご相談者様は、4回転院されていて、3つ目の病院で初めて知的障害と診断されたそうです。大人になってから知的障害と診断されビックリしたそうですが、今考えてみると幼少期から思い当たることがたくさんあったので病気だったのだと思うと少しほっとしたと話していました。
初めは自分で申請しようと年金事務所にも相談に行かれていました。しかし自分で書類を集めるのは困難だと感じ当事務所にサポートの依頼をされました。
申請までのサポート
知的障害の場合、病歴申立書は出生から現在までを書かなければいけません。今回の相談者様のように大人になってから知的障害が分かった場合でも、出生から書く事になります。そのため幼少期からのお話をしっかりヒヤリングし、まとめる事ができました。
またこの相談者様は、中度の知的障害とうつ病の2つの傷病をお持ちでした。知的障害の場合は初診日は出生日となります。しかし今回の場合は、知的障害と診断されたのは40歳の時で、小中高と普通学級で過ごし、その後も24年間も仕事を継続できていたということで、知的障害よりも、うつ病の症状のが重かったと認められました。
そのため初診日は知的障害の出生日ではなく、うつ病を発症した働いていた頃を初診日として認められ、レアなケースとなりました。
結果
障害厚生年金2級(年額約130万円)を受給する事ができました。