統合失調症で障害厚生年金3級、年額約58万円、受給出来たケース

統合失調症で障害厚生年金3級、年額約58万円、受給出来たケース

相談者女性(40代)/仕事は休職後、復帰できず退職
傷病名統合失調症
決定した年金種類と等級障害厚生年金3級
請求の種類認定日請求
年額約58万円

相談時の状況

以前、当事務所で申請のサポートし受給出来た相談者様から紹介されて、メールでご連絡をいただきました。

当事務所とご自宅は少し遠方でした。ご自宅近くの障害年金をサポートしてくれる事務所と、知人から紹介された当事務所とどちらにお願いするか迷っていられました。何度かメールでやり取りさせていただき、当センターにお願いしたいとのご連絡をもらい、当事務所を選んでいただけました。

 

お仕事は休職中でしたが、あと2カ月で休職期間が終了となり、復帰するか退職するか迫られている状況でした。ご本人もデイケアに通所し復帰のために頑張っておられましたが、現実的に難しいとのことでした。
病歴をお聞きすると、まだ障害認定日はきていませんでした。なので、認定日に向けて準備し、認定日が来たらすぐに出せるようにサポートさせていただく事になりました。

申請までのサポート

障害者手帳2級を取得した時の診断書のコピーを取っておいてくださり、資料として提供してくれました。障害者手帳と障害年金では認定基準が違います。手帳が2級だからといって、障害年金も必ず2級になるとは限りません。しかし病状や主治医の先生の見解を知ることができるので、障害者手帳の診断書をコピーして保管しておくことは有効的ではあります。

 

相談者様の診断書は2級~3級相当の内容となっていました。ご本人から伺っている病状と大きな相違もありませんでした。しかし現状として1つ違っていたのは、デイケアに週5日~6日通所していることでした。デイケアに通所できる=社会復帰が近い、自発的に行動できるなど、仕事復帰の一歩手前のような解釈をされてしまう事があります。

 

実際の相談者様は、家族に対しても恐怖や息が詰まるような症状があり、パニック発作に近い症状が出ることがありました。情緒を安定させる目的もありデイケアの通所を医師から勧められて通っている状態でした。なにか作業ができて、社会復帰のために通所しているという訳ではなく、気がおかしくなってしまう事を分散するために、家とは違う安全な場所で落ち着くための目的で利用されていました。

 

このようにきちんとお話を伺わなければ分からないことがあります。このような理由でデイケアを利用している事などを、診断書や病歴申立書にしっかりと反映しました。

結果

障害厚生年金3級(年額約58万円)を受給する事ができました。

障害年金を受給後、無理のない範囲で仕事を始められたそうです。

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